グリースのNLGIとは何ですか?
米国潤滑グリース協会 (NLGI) は、潤滑グリースに関する特定の標準分類を確立しました。 NLGI ちょう度番号(「NLGI グレード」として知られています)は、潤滑に使用されるグリースの相対的な硬さの尺度の基準です。 NLGI 数値が大きいほど、グリースがより硬く/より厚いことを意味します。
ちょう度とは、グリースの硬さを示す基本的な物性の尺度であり、増ちょう剤の含有量を変えることで調整できます。
NLGI ちょう度番号だけでは、特定の用途に必要なグリースを指定するのに十分ではありません。 推奨されるグリースの種類については、必ず取扱説明書を参照してください。
次の表は NLGI 分類を示し、各グレードを同様の一貫性を持つ家庭用製品と比較しています。
NLGI グレード (National Lubricating Grease Institute) NLGI ちょう度番号 | |||
NLGI | ASTM で動作 (60 ストローク) | 外観 | 一貫性のある食品のアナログ |
25℃での浸透力 | |||
000 | 445-475 | 流体 | クッキングオイル |
00 | 400-430 | 半流動体 | アップルソース |
0 | 355-385 | とても柔らかい | ブラウンマスタード |
1 | 310-340 | 柔らかい | トマトペースト |
2 | 265-295 | 「通常の」グリス | ピーナッツバター |
3 | 220-250 | 固い | 野菜ショートニング |
4 | 175-205 | とてもしっかりした | フローズンヨーグルト |
5 | 130-160 | 難しい | 滑らかなパテ |
6 | 85-115 | とても厳しい | チェダーチーズ |
NLGI グレード 000-NLGI 0 グリース
用途 : NLGI グレード 000 ~ NLGI 0 は、高圧、重量物、密閉システムに推奨されます。
利点 : 優れた潤滑性能、優れたポンパビリティ、優れた放熱性。
デメリット:油分離が出やすい。
NLGI 1-2
通常、NIGI 2 は標準であり、ほとんどのグリースで最も人気のある粘稠度であり、通常のグリースです。 しかし、実際の用途では、さまざまな用途や機器に応じてさまざまな NLGI グリースが必要になります。
利点 : 幅広い用途、優れたコロイド安定性
ちょう度 NLGI グレード ≠ 粘度
お客様からの質問:もう少し濃いグリスを探しているのですが...
潤滑剤工場 :もっと「硬い」グリースが欲しいのか、それとももっと「粘りのある」グリースが欲しいのか?
客 :この2つの違いは何ですか?
まず、NLGI グレード (ちょう度およびちょう度) はグリース製品のみに適用されます。
また、粘度は潤滑油やグリース製品の基油の粘度です。
NLGI グレードはグリースをソフトまたはハードに分類し、グリースの外観状態を表します。
粘度はグリースの基油粘度を分類し、グリースの粘度を決定します。粘度が高いほど、グリースの粘着性は高くなります。
通常、2 つのグリースは同じ NLGI グレードですが基油粘度が大きく異なり、他の 2 つのグリースは基油粘度は同じですが NLGI グレードが異なることがあります。これはグリース製品の通常の状況です。
だからこそ、お客様の本当の需要をよく理解する必要がありました。